特定健診・特定保健指導
高齢化の進展と生活習慣病患者の増加により、国民医療費は年々増加しています。膨らみ続ける医療費の適正化を図るとともに、生活習慣病を未然に防ぐために、40歳以上の被保険者・被扶養者を対象にした特定健診・特定保健指導の実施が健康保険組合など医療保険者に法律で義務づけられています。
特定健診
- ※特定健診は、年度内1回限りとし、下記の①②③またはハピルス健診(人間ドック)のいずれかひとつの方法で受診してください。
- ※在職中の40歳以上の被保険者は事業所の定期健康診断が特定健診の代用になりますので、特定健診を受診いただく必要はございません。
①ハピルス健診(巡回型・施設型家族健診)
これまでの京都工場保健会の巡回型家族健診は、予約・申込が「ハピルス健診」(運営:株式会社ベネフィット・ワン)に変わり、健診を受診できる医療機関が大幅に増加しています。
- 補助金額
- 基本項目料金とオプション項目料金を含めて上限17,000円(税込)
②ハピルス健診(生活習慣病健診)
生活習慣病健診とは、特定健康診査の検査項目に胸部X線検査・心電図・数項目の血液検査等が追加された健診です。
- 補助金額
- 基本項目料金とオプション項目料金を含めて上限20,000円(税込)
③受診券方式
- 対象者
- 40歳以上の被扶養者・任意継続被保険者
- 基本検査項目
- 質問票・身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)・理学的検査(身体診察)・血圧測定・脂質検査・血糖検査・肝機能検査・尿検査
- 補助金額
- 基本項目料金全額
オプション項目への補助はありません。
- 受診方法
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- (1)ご希望の方は健保組合へご連絡ください。「特定健康診査受診券」をご自宅へ送付します。
- (2)特定健診等実施施設検索システムから、希望する医療機関を選び、ご自身で直接予約してください。
- (3)「特定健康診査受診券」と「健康保険証カード」を持参し、受診してください。
- 健診実施機関
- 健康保険組合連合会との契約による集合契約「Aタイプ」
各都道府県保険者協議会の代表保険者との契約による集合契約「Bタイプ」
- ※医療機関が多いのはBタイプです。医療機関によってABどちらかのタイプのみ単独参加、AB両方のタイプに重複参加されている場合がありますので、AB両方のタイプを確認してください。
勤務先または市町村等で特定健診を受けた方
40歳以上の被扶養者で、勤務先または市町村等で特定健診を受診された方は、特定健診の結果を健保組合に提出することにより、1,500円の補助金支給を受けることができます。(上記の「特定健診」①②③または当組合のハピルス健診(人間ドック)を受診した方は除く)
毎年3月に該当する方にご案内を差し上げますので支給申請手続きをしてください。
特定保健指導
特定健診を受けた方で、特定保健指導の判定基準に該当する方に、専門指導員による生活習慣の改善に向けての指導を3ヵ月または6ヵ月間行います。
- 対象者
- 特定健診(被保険者は事業主の定期健康診断)の結果判定により、指導対象者となった被保険者および被扶養者
- 補助金額
- 全額補助
- 実施機関
- 毎年度初めに発行する「健保だより」に掲載しています。「健保だより」はホーム画面からご覧になれます。
健診結果に基づきレベルごとに健康づくりを支援
内臓脂肪 |
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①腹囲 男性:85cm以上 女性:90cm以上 ②BMIが25以上 ※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) |
リスク |
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①血糖 空腹時血糖(やむを得ない場合は随時血糖)100mg/dl以上 または ヘモグロビンA1c5.6%以上 |
②脂質 空腹時中性脂肪150mg/dl以上(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上) または HDLコレステロール40mg/dl未満 |
③高血圧 収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧 85mmHg以上 |
④喫煙歴あり(①~③のリスクが1つ以上の場合にのみカウント) |
レベル分け |
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